ヨーロッパバスケの質
どうもこんにちは、宮本武蔵です。
今日はユーロリーグを見ていたら面白いことがあったので書いていきたいと思います。
ユーロリーグから宮本武蔵が思うBリーグのこれからや育成年代に求めていきたい事について言及していきます。
バスケには
・選手
・戦術
・読み
があると思っています。
選手と戦術は読者も分かると思いますが宮本武蔵のいう読みというのは
・アクションの読み
・プレイの読み
を指しています。
それが顕著に現れていた試合が
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このバルセロナ対レアルの試合でした。
端的にいうとバルサがピックアンドロールをスイッチしてくるのに対してレアルがどう攻めるかという話です。
バルサはスイッチした後ロールダウンに対してポストをフロント、ほとんど2-3の状態のシュリンクをしてインサイドに入れないようにしていました。
レアルはそこでペリメーターでミスマッチが起きているスモールとビックのアイソレーションを仕掛けます。
アイソレーションに対してもウィークを徹底していてレベルの高さが伺えます。
宮本武蔵のいうアクションの読みというのはこのことを指しています。
ミスマッチをどこで攻めるのか、インサイドに入れるべきかペリメーターで攻めるべきか。
特に、最近ではNBAでガードがスイッチしたらガードが攻めることが多いです。
それを見た子供たちはそれが普通だと思いペリメーターのアイソレーションを仕掛けます。
しかし、40代やインサイドが全盛期の選手はペリメーターよりインサイドに入れたがるのではないでしょうか。(草バスケの話)
また、このアドバンテージを攻めきれなければいけません。
ペリメーターかインサイドどちらにしてもスコアするスキルが必要です。
また、ヨーロッパではスイッチの後の3メンスイッチをあえて狙ったコーナーへのパスやフレアなどまで教えられてます。
下記の動画がスイッチに対しての攻防という動画がちょうど上がっていたのでどうぞ
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今の日本ではユース世代の育成においてピックアンドロールやポストアップにおけるカバレージに対してのスキルが教えられているとは思いません。
当然、BリーグにU15が出来てドリブルドライブや基礎的なことを教えているのは分かります。
これからのU18の在り方を示しているのかもなと思いました。
つまり、
U15では
ハンドリングやシュートスキルなどより個人に特化したスキル
U18では
バスケットボールにおけるシチュエーションにおけるスキル
のような感じになっていってくれればと思います。
また、バルサ対レアルに話は戻ると
このスイッチに対してレアルが3Qの後半から突然シューター用のセットオフェンスをしてきました。
宮本武蔵が思っていることがまさしくユーロリーグでは体現されていました。
彼らはピックアンドロールのバスケットを攻められないからやめてシューターのセットオフェンスをしてきたのです。
これが宮本武蔵の思うプレイの読みです。
当たり前のように聞こえるかもしれませんがBリーグではこのような変化を加えているチームが全てのチームを見ているわけではないですが滋賀と三遠でした。
特にこの2チームはシューター用のセットを使っていました。
この2チームのコーチはどちらもヨーロッパのコーチです。
日本のリーグの特徴としプレイの読みで起こるプレイはピックアンドロールかポストアップが大半です。
ポストアップは外国籍が簡単に点を取れるからです。
ピックアンドロールも外国籍が絡んできます。
つまり、日本人のみで点を取るという考えが少ないのです。
なぜならシュートが入らないから。
金丸レベルのシューターが海外には沢山います、ドリブルドライブやピックアンドロールのスキルと同じようにシューターのスキルも育成年代には求められてきます。
また、Bリーグでもシューターを活かしたプレイというのはこれから海外と戦う上でも必要になる戦術の一つだと考えています。
しかし、日本のバスケの歴史上、ポストで攻めることとアルバルクのようにピックアンドロールを徹底することで結果につながっている事も事実です。
育成年代のコーチ達に知ってもらいたいのはピックアンドロールが強みなのではなくプレイを削らないと遂行し切れないのが日本人レベルということ。
削ったアルバルクのコーチもまたヨーロッパのコーチだから面白いですね。
結局どちらが勝ったかは試合を見てもらえればと思いますがヨーロッパのバスケでは目まぐるしく戦術、読みの変化が起きています。
日本のリーグもこのようなバスケであるべきだと宮本武蔵は思っていますが、育成からトップチームまで日本とヨーロッパがかけ離れすぎていたので書くことで、この記事から少しでも良い選手が生まれてくれればと思っています。
最後にバルサのポストアップを見ていきたいと思います。
youtu.be
バルセロナは3番ポジションにポストアップさせていました。
これもプレイの読みの一つでポストがアドバンテージになっているからポストさせているわけですがセンターにポストさせるのではなく3番にポストさせるのです。
ドミネイトされるなら何番だろうとトラップは必要だしビックマンは性質上オーバーヘルプになります。
以前こんなツイートをしました。
オリンピックの本戦に出てるチームは特にウイングがミスマッチの場合ポストアップゲームをどこもしてた
— 宮本武蔵 (@bossckun) 2022年1月5日
これから大濠の川島君や横浜のジェイコブ君、アスフレの山之内君みたいに大きい子は沢山出てくると思うからどのシチュエーションでもアドバンテージを取れる選手を日本から出して欲しい https://t.co/gQiSySKOet
日本人でもダブルのシチュエーションは引き起こせるしスコアも出来る、そんなアビリティーを持った子たちがどんどん日本で育ってきています。
その若手をプロに入ってから教えるじゃ遅すぎるのです、だからこそ育成年代のコーチが教えてあげてください。
動画でポストしているミロティッチはとんでもない身体能力があるわけではありませんがサイズがあってシュートもありポストも出来る、相手によって自分の活かし方を変えられるからブルズにいたのです。
そんな選手はもう日本でも生まれています、八村です。
どんどん世界やNBA、Bリーグで活躍出来る選手を育成してくれたらと思います。
ではでは